「乙姫さま、ありがとうございました。さようなら。」
「さようなら」
太郎は亀にのりました。
太郎のうちのちかくです。太郎は亀からおりました。そして、言いました。
「亀さん、どうもありがとう。さようなら」
「さようなら」
亀は竜宮城にかえりました。
太郎は、うちのほうへいきました。でも、うちがありません。
「あれ?私のうちがありません」
太郎は、ちかくの人にききました。
「私のうちがありません。私の母もいません。私のうちはどこですか。母はどこですか。」
その人は言いました。
「わかりません。百年まえ、ここにうちがありました。でも、今はありません。」
太郎は言いました。
「えっ、百年まえ?...私は百年も竜宮城...。」
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