Friday, November 7, 2008

浦島太郎―PART 5

「乙姫さま、ありがとうございました。さようなら。」

「さようなら」

太郎は亀にのりました。


 

太郎のうちのちかくです。太郎は亀からおりました。そして、言いました。

「亀さん、どうもありがとう。さようなら」

「さようなら」

亀は竜宮城にかえりました。

太郎は、うちのほうへいきました。でも、うちがありません。

「あれ?私のうちがありません」

太郎は、ちかくの人にききました。

「私のうちがありません。私の母もいません。私のうちはどこですか。母はどこですか。」

その人は言いました。

「わかりません。百年まえ、ここにうちがありました。でも、今はありません。」

太郎は言いました。

「えっ、百年まえ?...私は百年も竜宮城...。」

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